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葬儀の違いって何?
知っておきたい種類や特徴・流れ

葬儀の違いって何?知っておきたい種類や特徴

誰にも家族をお見送りしなければならないときが、いずれやってきます。
喪主として葬儀を取り仕切る経験のある方は少ないのではないでしょうか。大抵は不安や戸惑い、宗教・宗派など気になることがあるはずです。葬儀はやり直しがききません。事前に備えをしておけば、その時になって慌てることなく行動することができます。
後悔しないためにも葬儀の種類や特徴・流れを確認しておきましょう。

葬儀とは?

葬儀って何でしょうか?
それは、故人とのお別れするためのお通夜、告別式、火葬、納骨を中心とする一連の儀式のことです。葬儀のあり方は、時代や私たちの価値観の変化とともに移り変わっています。現代では、厳かな中にもしっかりとしたお見送りがかなう葬儀にこそ価値があるといえます。

葬儀に関する価値観が変化する中でも変わらないものがあります。
それは、お見送りするご家族の心情です。大切な方を喪われた、かけがえのない時間をともに過ごされてきたご家族の心情に寄り添い、誰もが納得のいくお見送りをするには、どうすれば良いのでしょうか。

故人にふさわしい葬儀で見送りたいと誰もが思うはずです。
値段の高い特別な葬儀というわけではなくても、あらかじめ葬儀の種類について知識をもっておけば、いざというとき、要望や希望を伝えやすいはずです。

大切な人にとって最もふさわしい葬儀はどのようなものか。まずは一般的な葬儀の種類についてご紹介します。

葬儀の種類と特徴は?

一般葬
仏式の葬儀は、宗派により多少違いはありますが以下のような流れで執り行われます。
・納棺
・通夜
・告別式
・出棺から火葬へ
このような葬儀は一般葬と呼ばれ、近年代わって行われるようになった家族葬や直葬(ちょくそう)と区別されます。
葬儀場は白と黒の縦じまの鯨幕で覆い、大きな花輪は多ければ多いほど故人の権威を高めるとされました。生前にご縁のあった友人や、仕事関係、近所の方など、一般の方を幅広くお呼びするため、参列者は100名以上になる場合もあります。
現在でもこのような一般葬は行われていますが、形式的で宗教儀礼的な部分については少しずつ改められてきているようです。

以前は、参列者の多さ、規模の大きさに価値が置かれるなど、形式的な面が重視されていました。近年、少子高齢化社会の到来によって、告別式の参列者も様変わりしたこともあり、新しい葬儀の形式を選ぶ人が増えています。


家族葬
近年の高齢化社会や核家族化が進むにつれて増加傾向にあるのが家族葬です。家族葬と呼ばれますが、ご家族やご親族、ごく親しい知人など近親者だけで葬儀を執り行うものです。家族葬と一般葬の違いは、参列者を近親者に限るかどうか、故人とごく親しい限られた人だけでお見送りするかどうかになります。通夜や告別式など一般葬と同様に執り行うので、身内だけの小規模な一般葬といえます。


一日葬
一般葬や家族葬は、通夜・告別式の日程を分けて執り行います。このうち通夜を行わず、告別式と火葬を一日で執り行う葬儀が一日葬になります。遺族の体力面や、参列者の時間的な負担を軽減したいときなどに選ばれます。また葬儀費用も軽減しそうですが、一概にそうとも言えない場合もあるようです。


直葬(火葬式)
直葬とは、通夜や告別式などを省き、近親者で火葬のみを行う葬儀です。火葬のみで見送るため火葬式ともよばれます。直葬(火葬式)は、ここ数年で急増し関東では、葬儀の5分の1程度の割合で直葬(火葬式)で執り行われています。近年、故人の知人、友人が高齢で葬儀に参列できない場合も多くなってきました。また、宗教者に依頼しない葬儀を要望する方が多くなったこと、葬儀社各社の直葬(火葬式)のサービスが充実してきたことなどがその背景にあります。

最近よく聞く家族葬と直葬の違い

近年一般葬に代わって行われるようになったのが、家族葬と直葬(火葬式)です。
新しい葬儀のかたちとして近年急増してきている家族葬と直葬(火葬式)。このふたつの違いは何でしょうか。

それは、宗教儀式として行われてきたプロセスを行うかどうかにあります。
家族葬は、その名の通り近親者だけによる葬儀ですが、祭壇や棺などのしつらえ、通夜や読経などの手順は一般葬と変わるところがありません。参列者は親族やごく親しい友人、知人に限られるため、義理や付き合いだけの参列者の対応や堅苦しい挨拶は不要ですが、葬儀費用は一般葬と変わらない場合があります。

直葬(火葬式)は、日本古来の葬法である火葬によってお見送りをする葬儀のかたちです。安置所やご自宅でのお別れを経て、火葬場でのお見送りを重視しています。家族葬と同様に、近親者だけによるお見送りになります。直葬には、祭壇や読経などの宗教・宗派的なもの、告別式などの形式的なものは省かれています。そのシンプルさが、現代のライフスタイルに受け入れられています。

誰もが向き合わなければならない葬儀の種類や流れについて、その形式を見てきました。
続いて、葬儀の新しいかたちの中でも、とりわけ急増する直葬(火葬式)について詳しくご紹介します。

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